(エントリー26名)
※女子52kg級組み合わせ(公式サイト)
※こちらの記事を前提とした内容のため、併せて読むことで、よりお楽しみいただけます。
プレビュー記事で示したシード予想からの、選手配置の変更はなし。シードから漏れていた有力選手は、阿部詩(パーク24)がプールA、アリアネ・トロ＝ソレル(スペイン)がプールDに配された。組み合わせに関わらず、優勝候補は阿部。本階級は過去にないほど上位陣のレベルが上っているが、それでも阿部の勝利以外のシナリオは想像しがたい。
シード選手のうちジョーカーを引く格好となったのは、第1シードのディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)。世界選手権で2年連続準優勝、苦労して五輪の第1シードの座を得たにも関わらず、初戦(2回戦)の相手に阿部が来てしまった。同情を禁じ得ない。ただし、これはもちろん阿部にとってもキツい当たり。2回戦からいきなり世界大会決勝レベルのカードということだ。勝利は間違いないが、見逃しは厳禁。
阿部にとって最大の山場となるのは、準決勝で対戦が予想される地元フランスのアモンディーヌ・ブシャー(フランス)との試合。ただし、プレビューでも書いたとおり、昨年のドーハ世界選手権で対戦した際には、阿部が「指導2」を一方的に積んだ末に右大外刈で一本勝ちしている。加えてブシャーは先日のアブダビ世界選手権であまり良いパフォーマンスを見せておらず、決して上り調子とは言えない状況。地元フランス開催で一段調子を上げたとしても、阿部に刃が届く位置まで至るのは難しいだろう。
阿部の五輪2連覇は既定路線。勝敗だけでなく、その勝ちぶりにも注目したい。
有力選手の配置、勝ち上がり予想は下記。
【勝ち上がり予想】
【プールA】
スポンサーリンク