【ニュース】田嶋剛希が90kg級制覇。60kg級は近藤隼斗、81kg級は老野祐平のジュニア王者2人が一気の戴冠/2022年度全日本強化選手選考会最終日(男子7階級)

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1月に中止となった講道館杯の代替イベントとして組まれた「2022年度全日本強化選手選考会」が7日に講道館で開幕、最終日の8日は男子全7階級の競技が行われた。成績上位者には今季の全日本強化選手として、11月に行われる講道館杯の出場権が与えられる。

90kg級決勝、田嶋剛希がベイカー茉秋から左一本背負投「技有」

90kg級は第1シードに配された全日本選抜体重別選手権準優勝者・田嶋剛希(パーク24)が優勝。2回戦は篠崎忠史(京葉ガス)を右大外刈で叩き落し豪快「一本」、準々決勝は髙橋輝大(天理大)に大内刈「技有」の優勢で勝利。準決勝は同所属の白川剛章(パーク24)を支釣込足「一本」で退けると、決勝では今大会で2年半ぶりの実戦復帰を果たしたリオ五輪金メダリスト・ベイカー茉秋(日本中央競馬会)とマッチアップ。GS延長戦34秒に左一本背負投「技有」を得て優勝を決めた。全試合を投技で決め、決勝では対戦相手のベイカーに「(左一本背負投は)わかっていたのにやられた。強烈だった」と言わしめた。最大の特徴である投げ一発の強さを存分に発揮した一日だった。戦後は「自分は1つでも落としたら終わりの立場。与えられた機会はすべて勝つしかない」と、パリ五輪代表レース参戦に強い意欲を見せていた。

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