【eJudo’s EYE】働いた「ホメオスタシス」、78kg級の神がベッランディを負けさせなかった/ブダペスト世界柔道選手権2025 第6日女子「評」(78kg級)

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

アリーチェ・ベッランディ優勝、ホメオスタシス発動を感じた

決勝、土壇場で逆転したベッランディ。「私は何をすればわからなかった。神は偉大だ」とコメント。

アリーチェ・ベッランディ(イタリア)みごと優勝。パリ五輪金メダリストの優勝は今大会これが初めてだ。既に功成り名を遂げたはずだが、まるで初めて世界タイトルに挑むかのような気合い、執念、そして意地を見せた1日だった。決勝は大きく一声吼えて入場。新鋭アナ=モンタ・オレク(ドイツ)の先手掛け潰れ攻撃の前に「指導2」まで失って絶体絶命だったが、最後の最後に得意の足技発動。綺麗な体捌きの大内返「有効」で奇跡的な勝利を決めた。

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