【レポート】大締めはエース井上の大内刈「一本」、東海大相模16年ぶりの全国制覇成る/第97回金鷲旗高校柔道大会 ⑥ 決勝

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日時:2025(R7)年7月22日~24日
会場:福岡市総合体育館「照葉積水ハウスアリーナ」
取材・文:古田英毅・eJudo編集部 写真:乾晋也・上野弘明

決勝

16年ぶりの優勝を目指す東海大相模

東海大相模高(神奈川) - 大牟田高(福岡)
(先)三ツ石恵翔 - 中村常一郎(先)
(次)伊藤志竜 - 塗木達人(次)
(中)坪井馨 - 矢野道太朗(中)
(副)松林清将 - 志水颯明(副)
(大)井上大智 - 金納理輝(大)

総体戦力、そしてエース(大将)同士の力比べでも東海大相模が明らかに上。ただし、こと勝負となると何が起こるかわからない。大牟田にはここまで駆け上がって来た勢い、地元の大声援、そしてチーム自体が本来的な組成として持つ「しぶとさ」「勝負強さ」がある。前戦で素晴らしい働きを見せた先鋒中村常一郎、全国高校選手権で個人無差別王者三木清夢から内股すかし「一本」を奪って観客の度肝を抜いた副将志水颯明、そしてこの日の準決勝で無差別準優勝者時田開仁を内股「一本」に屠っている金納理輝と、純粋な実力だけでは測り切れない働きをするもの揃い。東海大相模としては「足を踏み外す」恐怖と戦いながら、それでも力を出し続けねばならない、難しいカード。

大牟田は地元で初優勝を目指す
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