文責:eJudo編集部/小林大悟
73kg級 超強豪はシャヴダトゥアシヴィリのみ、大吉賢の活躍に期待
2021年ブダペスト世界選手権王者、東京五輪でも銀メダルを獲得しているラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)が参戦、第1シードに配された。
トップ層のエントリーはこの選手のみ。第2シードになると世界ランク19位のアレクサンドル・ライク(ルーマニア)といきなり格が下がり、以降は抜けた選手のいない混戦となっている。その中で有力選手を挙げるとすれば、昨年のグランドスラム・バクー2位の大吉賢(了徳寺大職)、4月のグランプリ・アンタルヤを制しているギオルギ・テラシヴィリ(ジョージア)、そして同2位で2021年ブダペスト世界選手権66kg級銀メダルのマヌエル・ロンバルド(イタリア)、1月のグランドスラム・テルアビブ2位のオビドホン・ノモノフ(ウズベキスタン)の4名。順当ならば、シャヴダトゥアシヴィリを軸に、ここまで名前を挙げた6名によって優勝が争われるはずだ。
大吉は昨年11月のグランドスラム・バクー以来の国際大会派遣。同大会では実力者のルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)を破るなどして、前述のとおり2位を獲得している。今回の陣容は実績を積む大きなチャンス。組み合わせは3回戦で好選手のジョアン=ベンジャマン・ガバ(フランス)、準々決勝でライク、準決勝でロンバルドとノモノフの勝者、決勝でシャヴダトゥアシヴィリと対戦するいわば強豪のフルコースとなっている。厳しい配置だが、大吉の力ならば少なくともベスト4までは問題なく勝ち上がれるはず。ここは是非とも準決勝も勝利して、決勝でシャヴダトゥアシヴィリに挑戦したい。
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