文:小林大悟・eJudo編集部
63kg級 「東京ーパリ期」の勢力図いまだ定まらず、混戦模様続く
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中核となる顔ぶれは先週のグランドスラム・ハンガリーとほぼ同じ。同大会のファイナリストの堀川恵(パーク24)とアンジェリカ・シマンスカ(ポーランド)、5位のジェンマ・ハウエル(イギリス)らが抜け、ヨアンネ・ファンリシャウト(オランダ)、クリスティーナ・カバナ=ペレス(スペイン)らが新たに加わった。
第1シードは先週と変わらずアンリケリス・バリオス(ベネズエラ)。ただしこの選手が優勝候補の筆頭格というわけではなく、あくまで上位候補の一人という位置付けだ。この階級はリオ−東京期を引っ張ったクラリス・アグベニュー(フランス)、田代未来(コマツ)ら上位陣がいずれも引退、あるいは休養中。未だ新しい環境で軸となる選手が定まっておらず、競った力関係の上位陣が勝ったり負けたりを繰り返す段階にある。様相を一言で表すならば今大会「混戦」。下記のリストに名前を挙げている有力選手全員に優勝のチャンスがあると考えて間違いない。とはいえ、目玉となるような選手はおらず、お気に入りの選手がいる方以外はベスト8からの観戦で十分だろう。
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