「2つの大会の悔しさを晴らす。すべてを注ぎ込んで我々の強さを証明したい」東海大相模高・水落健太監督/夏の高校柔道・有力校監督に聞く

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聞き手:古田英毅
※インタビューは7月14日に行われました

東海大相模・水落健太監督

―― 全国高校選手権で2位も、神奈川県予選は決勝で惜敗。意外な敗戦でした。

すべて監督の責任です。色々思うところはありますが、大きく言えばすべて自分の責任。1つ目は、ピーキングのミス。ピークを合わせて上げられず、ケガ人ばかりになってしまいました。

―― 団体戦の約1か月前、5月14日の個人戦はかなり良い結果でした。

そうです。ピークで言えば、5月下旬に最高到達点が来てしまいました。ご指摘の通り中旬の個人戦は盤石の出来。そこから団体戦まで3週間ありました。ここで1回ブレーキを踏むべきだったのかもしれません。…4月から、2年ぶりに東海大への出稽古が許可されていたんです。個人戦、あるいは神奈川ジュニアで皆素晴らしい出来で、その理由を聞くと大学への出稽古を通じて「試合の相手が小さく見える」という感想だった。そこでもう1つ上に行こうと、週2回の出稽古を続けて、何人か大きな怪我をさせてしまった。あまりに良い稽古をさせて頂けるので、やり過ぎてしまいました。すでに団体戦のオーダーは提出していたので、チーム事情に配列も噛み合わず、当日出た選手たちもかなり厳しい状態でした。今のチームは選手の意識が高い。手を抜くことなど考えない。乱取りの量を減らしたり短くしたりしても、短時間で濃い稽古をしてくれるはず。それなのに目いっぱいの練習をさせてしまった。しっかり調整すべきでした。あとはもう1点、手塚(春太朗)に対する自分の仕込みが甘かったこと。高校選手権決勝を踏まえてやるべきことをしっかり教え込んだつもりだったのですが、試合になったら出来なかった。私の甘さです。この2点ですね。

―― 審判については。かなりハレーションが大きかった。

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