2022年世界ジュニア選手権大会が10日、エクアドルのグアヤキルで開幕、第1日は男女4階級(男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級)の競技が行われた。
男子60kg級は中村太樹(国士舘大2年)が優勝、5試合中4試合が一本勝ちという好内容で表彰台の一番上に立った。中村は1回戦でアルノルド・プラド(ペルー)を1分38秒、引込返からの崩袈裟固「一本」で下して大会を滑り出すと、2回戦ではヌルカナト・セリクバエフ(カザフスタン)に粘られながらも「指導2」を奪い、GS2分37秒に巴投「技有」を得て勝利。続く準々決勝ではリン・チョンユウ(台湾)を2分17秒、相手の隅返の自爆に被り返しての横四方固「一本」で退けベスト4入りを決める。準決勝以降は既にワールドツアーでも活躍している昨年大会の上位入賞者との連戦となったが、中村の勢いは全く衰えない。まず準決勝でホマン・ヴァラディエ=ピカール(フランス)と対戦すると、互いに「指導1」ずつを失い迎えた2半過ぎ、右小内刈で伏せさせるなり得意の寝技を展開、相手が引込返に反応して立ち上がろうとするとそのまま右大内刈で後方に浴びせ倒し、2分58秒、袈裟固「一本」で勝利。
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