エクアドルのグアヤキルで行われている2022年世界ジュニア選手権大会は11日、第2日の男女3階級(男子73kg級、女子57kg級、63kg級)の競技が行われた。
女子57kg級は第1シードで昨年大会3位のオズレム・イルディス(トルコ)が優勝。持ち味のパワー柔道を存分に展開、準決勝で江口凜(コマツ)、決勝で大森朱莉(帝京大2年)と日本勢を立て続けに破って表彰台の頂点に立った。
日本代表は大森が2位、江口が3位だった。
大森は1回戦でジュリア・ヘンリケス(ブラジル)を3分3秒の谷落と背負投の合技「一本」で下すと、2回戦ではシュクルジョン・アミノワ(ウズベキスタン)に1分50秒、袖釣込腰で一本勝ち。準々決勝ではマルタ・ガルシア=マルティン(スペイン)を縦四方固「技有」の優勢で破り、準決勝ではヴェロニカ・トニオーロ(イタリア)をGS5分32秒に及ぶ大消耗戦の末に払巻込「技有」で退け決勝へと勝ち上がった。しかし決勝のイルディス戦では間合いを詰めて強引な技を連発してくる相手に苦戦。序盤で「指導2」まで失ってしまい、中盤以降は組み勝つ場面が増えたものの、GS25秒、「サリハニ」の形で抱き込まれての隅返「技有」で敗れた。
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