階級概況
リオー東京期に「三強時代」を築いた東京五輪金メダリストで世界選手権4連覇中のクラリス・アグベニュー(フランス)、2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストのティナ・トルステニャク(スロベニア)、世界選手権2位2回(2018年、2019年)の田代未来(コマツ)の3名が、いまだ大会に復帰せず長期離脱中。上位常連だったマルティナ・トライドス(ドイツ)とユール・フランセン(オランダ)も、東京五輪を最後に大会に出場していない。少なくともアグベニューと田代は競技継続を明言しているのでこれはあくまで一時的な状況と思われるが、いまの63kg級は上位陣がまるごと欠けた非常事態の真っ只中。レベルもかなり下がり、ワールドツアーではかつての2番手、3番手グループの選手を中心に、大会ごとに上位入賞者の顔ぶれが変わる混戦状態が続いている。
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