階級概況
リオー東京期にこの階級を牽引した東京五輪金メダリスト・新井千鶴(三井住友海上)が引退。東京五輪で新井と死闘を繰り広げて銅メダルを獲得したマディーナ・タイマゾワ(ロシア)もロシアのウクライナ侵攻の影響で長期離脱を余儀なくされ、今のところワールドツアー復帰の目処は立っていない。ほかにもアリーチェ・ベッランディ(イタリア)やバルバラ・ティモ(ポルトガル)ら階級の第2グループに属していた選手が階級を変更、それなりの数の強豪が抜けたのだが、田中志歩(JR東日本)の台頭やベルナデット・グラフ(オーストリア)の78kg級からの出戻りなどプラス要素もクロス。結果として、階級全体のレベルはさほど変わっていない。
もっかの階級ナンバーワン選手と目されるタイマゾワはエントリーしていないが、今大会には新添左季(自衛隊体育学校)と田中の日本勢2名に復調の気配を見せている2019年世界王者のマリー=イヴ・ガイ(フランス)ら、東京五輪には出場していない強豪も多数参加。面白いトーナメントとなりそうだ。
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