階級概況
この階級も東京五輪後に上位選手の入れ替わりに揉まれたが、結果として階級のレベル、ボリュームはさほど変わっていない。
現役引退を表明したのは、東京五輪銅メダリストのイリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)と欧州選手権で優勝2度(2017年、2019年)のマリーナ・スルツカヤ(バラルーシ)。五輪後まだ大会に顔を見せていないのが、世界選手権で2位を2度(2013年、2014年)獲得しているマリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)とエリザヴェータ・カラニナ(ウクライナ)、テッシー・サフェルコウルス(オランダ)。一方でこの穴を埋めたのは、ジュリア・トロフア(フランス)、レア・フォンテーヌ(フランス)らフランス勢の充実と、ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)、シウ・シヤン(中国)ら従来の中堅層の成長。メダルを狙うこの層に入れ替わりが起こった形である。
一方で世界大会で優勝を争うレベルの選手はステイ、今大会の出欠はあくまでスポット的な現象に留まる。
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