文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta
8日、今年の柔道世界一を決めるタシケント世界柔道選手権の男子66kg級の競技が行われ、阿部一二三(パーク24)が優勝を飾った。東京五輪金メダリストの阿部は、2017年ブダペスト大会、2018年バクー大会に続く3度目の世界選手権制覇。決勝は積年のライバルである丸山城志郎(パーク24)を破った。
速報レポートと試合結果(入賞者・準々決勝以降の結果)、日本代表選手全試合の戦評は下記。全試合結果は別掲。
文責:古田英毅
【レポート】
阿部、素晴らしい内容で決勝へ
東京五輪の金メダリスト・阿部一二三が出色の内容で決勝に進んだ。売りである技の威力はもちろんのこと、技種、組み手の手札、展開の幅、すべてに新たな上積みを見せ、しかもこれを有機的に連結。これまでより一段も二段も上の成熟した柔道で、「一本」を連発した。
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