【速報レポート】33歳グランダが歓喜の初優勝、斉藤立は惜しくも2位/タシケント世界柔道選手権2022・男子100kg超級

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33歳にして初めて世界を制したアンディー・グランダ。

ウズベキスタン・タシケントで行われた世界柔道選手権、個人戦最終日の男子100kg超級はアンディ・グランダ(キューバ)が初優勝した。

グランダは33歳、ワールドツアー大会の優勝はまだなく、最高成績は2018年のグランプリ・カンクン準優勝。今大会も上位進出は難しいと目されていたが、準々決勝で東京五輪銀メダルのグラム・ツシシヴィリ(ジョージア)に一本勝ち。決勝では日本代表の斉藤立(国士舘大3年)を「指導3」で破った。

レポート、試合結果、日本代表選手全試合の戦評は下記。全試合結果は別掲。

文責:古田英毅

レポート

【プールA】 グランダ快進撃、ツシシヴィリ破って準決勝へ

第1シード:グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)
第8シード:アンディー・グランダ(キューバ)

2回戦、グラム・ツシシヴィリがヴィト・ドラギッチから崩上四方固「一本」

上側の山からは東京五輪銀メダリスト、グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)がプールファイナル(準々決勝)へ。2回戦はヴィト・ドラギッチ(スロベニア)を1分36秒「横三角」型の崩上四方固で「一本」に仕留めて余裕の立ち上がり。しかし3回戦で好調ヨハネス・フレイ(ドイツ)に組み手で絡まれると、「切ってすぐ持たないと反則」条項に引っ掛かって早々に「指導2」まで失ってしまう。しかも2分30秒、今度は「切って」すぐ持ちに行くこの瞬間を待ち構えられて小外掛「技有」を追加される非常に悪い展開。もはや負けは確定とすら思われたが、残り14秒、後帯を深く引っ掴まえての左内股「技有」で追いつき、そのまま縦四方固に抑え込んで合技「一本」で勝ち越し。この時残り時間は0秒。ツシシヴィリの弱点である「上手くいかないときのムラ気」は垣間見せたものの、結果としてはしっかり勝ち残った。

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