78kg級 優勝候補はヴァグナー、髙山莉加は準々決勝のサンパイオ戦が最初の山場
(エントリー18名)
2021年ハンガリー世界選手権王者のアナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)を筆頭に、2022年タシケント世界選手権2位のマー・ジェンジャオ(中国)、髙山莉加(三井住友海上)、パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)、ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)と実力者が多数参戦。見ごたえのあるトーナメントが組まれた。
優勝候補はヴァグナー。ただしこの階級は大会ごとのコンディションに波のある選手が多いため、蓋を開けてみないと誰が勝ち上がるのかは予想し難い。まずは序盤戦の勝ちぶりから、各選手の調子を測りたい。
日本代表の髙山は第5シードでサンパイオの山に配された。先日のグランドスラム・パリでは泉真生(コマツ)が手数攻勢をベースとした組み立てで敗れているが、これに対して髙山がどのような試合展開を志向するのかに注目したい。手札の点からすれば、髙山には捨身技や担ぎ技など自らも攻防一致で手数を積む、そして得意の寝技に持ち込む手段を持っているため、相性的には悪くないはずだ。
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