【プレビュー】女子7階級展望・みどころ/2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会

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2023年全日本選抜柔道体重別選手権・組み合わせ(全日本柔道連盟ウェブサイト)
※以下、選手の所属は2023年3月時点。

48kg級 立川vs宮木の対決が既定路線、距離の取り合いが勝敗を分ける

宮木果乃

世代交代が進む本階級。今大会は出場者8人のうち6人が大学生以下の若手という、新鮮な顔ぶれとなった。東京五輪銀メダリストの渡名喜風南(パーク24)は怪我がまだ癒え切らないのか、今大会も欠場。昨年10月のタシケント世界選手権を最後に約半年間試合に出場していないことになり、2大会連続の五輪出場に黄信号が灯ることとなった。

優勝候補は第1シードの立川莉奈(福岡県警察)と第2シードの宮木果乃(修徳高3年)。ともに出場選手のなかでは一段抜けた力を持っており、決勝での対戦が濃厚だ。直接対決の成績は1勝1敗。昨年10月の講道館杯では立川が、12月のグランドスラム東京では宮木が勝利している。固定しての圧殺が得意な立川に、間合いを取っての担ぎ技、足技が得意な宮木と、両者の欲しい距離は噛み合わない。今回の対戦でも、先に有利な形を作った側が一方的に展開を支配するという両極端の構図で試合が進むはずだ。事前予測としては、伸び盛りでグランドスラム東京からさらに成長しているであろう宮木が有利と予想したい。

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