エントリーは44名。「階級概況・勢力図」で示した予想からのシード選手配置の変更はなし。
シードから漏れていた優勝候補はドローの結果、アルマン・アダミアン(中立選手団)がプールA、シメオン・カタリナ(オランダ)の山、ニイアズ・イリアソフ(中立選手団)がプールD、ピーテル・パルチク(イスラエル)の山に配された。
日本代表の飯田健太郎(旭化成)はイリアソフと同じくプールD下側に配され、なんと初戦の相手に現役世界王者の「大巨人」ムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)を引いた。さらにこの試合に勝利しても、以降も2回戦でパルチク、3回戦でイリアソフという、恐らくほとんどの人が考えた最悪を軽く超えるレベルの厳しい組み合わせとなっている。ここまで勝利してやっとベスト8。よく気を引き締めるというニュアンスで「初戦から決勝のつもりで戦う」という言葉を使うが、まさに初戦から3回戦まで決勝を連続で戦うかのような、異次元の過酷さである。
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