カタール・ドーハで行われている世界柔道選手権、13日の男子100kg超級はテディ・リネールが優勝した。34歳になったリネールの世界選手権100kg超級制覇は、2017年ブダペスト大会以来6年ぶり9度目。無差別(2008、2017)と併せると実に11度目との戴冠となった。決勝はイナル・タソエフ(中立選手団)をGS延長戦の浮技「技有」で破った。
日本代表はいずれも2敗でメダルなし。影浦心(日本中央競馬会)が5位、斉藤立(国士舘大4年)が7位だった。影浦はテムル・ラヒモフ(タジキスタン)とアリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン)に一本負け。斉藤は準々決勝でリネールに破れ、直後に組まれた敗者復活戦で影浦に「指導3」で敗れた。
速報レポートは下記、日本代表選手の全試合戦評と、100kg超級全試合結果は別掲。「評」は引き続いて掲載予定。
文責:古田英毅
【準決勝まで】
斉藤は善戦もリネールに惜敗、7位で終戦
直前展望記事でお伝えした通り、斉藤立は非常に厳しい配置。3回戦で2018年バクー世界選手権王者で東京五輪銀メダリストのグラム・ツシシヴィリ(ジョージア)、準々決勝でテディ・リネール(フランス)と、プール勝ち抜けまでに2人の世界王者と戦わねばならない。
2回戦はピーテル・ダ=シウバ(アンゴラ)の掛け潰れを見逃さず、1分27秒横四方固「一本」で勝ち抜け。
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