【eJudo’s EYE】過酷だった7連戦、選手が力を発揮できる日程再考を/第72回インターハイ柔道競技・男女個人試合「評」

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(評③から続く)

第72回インターハイ柔道競技、男女個人戦についてもひとこと。各階級個別の様相や評はレポート記事でお伝えすることとし、ここは総評という形で、簡単なコメントに留めたい

【男子】

3回戦、福田大和が久能桐馬(光明学園高)から肩車「一本」

第1日はハイライトが準決勝までに来た印象あり、決勝はインパクトに欠ける面もあった。ただし全体としては期待通りの対決が実現し、しかもハッキリした形で決まることが多かった。見ていても非常に面白かった。

60kg級・福田大和(滋賀・比叡山高)の強さは群を抜いていた。決勝は最強の挑戦者と目された高校選手権の覇者・田窪剛共(島根・開星高)を「立ちから寝」の速さで置き去り。ここまで2日間目一杯掛けて高校カテゴリのスピード感に慣れてしまっていた目には、まさに異次元の速さだった。この入り方なら、このタイミングであれば、この位置関係であればファインダーから一瞬目を切っても許される、メモに目を落としても許される。そういう「高校カテゴリ取材の常識」からかけ離れていた。陳腐な言い方だが、「1人だけ世界クラスが混ざっている」事実を、物凄くわかりやすく突き付けられた気がした。突然、アンテナの感度を大会直前まで見ていたワールドマスターズにチューンし直さなければならない。同じ大きさの魚が泳いでいると眺めていたら、1尾だけ違う魚種が混じっていた。泳ぐスピードが全く違った。そんな印象だった。

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