【eJudo’s EYE】佐賀商は「技術」の確かさで立つチーム、井上監督のコメントから読み解きを試みる/第72回インターハイ柔道競技・女子団体試合「評」

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評②からつづく)

文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

佐賀商

令和5年度インターハイ、女子カテゴリは7月の金鷲旗大会に続いて佐賀商が席捲。団体戦は通算15戦して13勝0敗2分け、13勝のうち12勝が「一本」(1つの「指導3」勝ちを含む)という、まさしく圧勝だった。この女子団体戦についても、レポート配信前に、メモ程度ではあるが、簡単にインプレッションを記しておきたいと思う。

佐賀商の柔道には「たまたま」がない。決まる投げの全てにきちんと理由がある。起こる事象に再現性と文脈がある。凄まじく論理的だ。方法論の確かさと幅の広さ (実はこれが決定的だ)で、他と隔絶している。

筆者は佐賀商の稽古を見たことがない。試合を見、井上安弘監督や選手の試合後の声を聞いたことあるのみだ。だから徹底的に「試合を見た感想」で語るしかない。そしてそのインプレッションは何かと問われれば、これはもう「方法論の確かさ」に尽きる。間違いなく技術で立つチームだ。例えばここに「勝負へのこだわり」とか「稽古量」とか「集まる人材の質」とか「サポート態勢」などを混ぜ込んでしまうと、論が濁るのでここは敢えて触れない。佐賀商の凄さは、間違いなく技術。方法論の確かさにある。「方法論で立つチームである」ということ自体で、他と隔絶している。全カテゴリを通じて、日本の女子チームとしては、革命的なことだと思う。

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