既報の通り、23日に全日本柔道連盟の強化委員会が開かれ6名のパリ五輪日本代表内定選手が選ばれた。傍聴した強化委員会のメモをまとめて、選出の経緯をお伝えする。後掲する「評」でも触れるが、強化委員間の前提条件の共有が甘く、81kg級をきっかけに男子で議論は紛糾。81kg級と100kg超級は、「決」(投票)という形を取るに至った。
女子
冒頭、強化サイド(監督、コーチ)から57kg級の舟久保遥香と、78kg超級の素根輝の2人を内定選手とする案が出され、強化委員による審議が為された。
女子57kg級 舟久保遥香(三井住友海上)
強化サイドより成績の説明があった。舟久保は選考対象期間である2022年と2023年の世界選手権でともにファイナリストとなり、今年7月のワールドマスターズでも3位。一方、対抗馬の玉置桃(三井住友海上)は7月のグランドスラム・ウランバートルで2回戦敗退。両者の間には明らかな差があると判断したと説明。これに対して強化委員からの異見はなし。そのまま舟久保の内定が承認された。
女子78kg超級 素根輝(パーク24)
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