世界ジュニア柔道選手権2023が4日、ポルトガルのオディヴェーラスで開幕。第1日の男子は2階級(60kg級、66kg級)の競技が行われ、ともに日本勢が優勝を果たした。
60kg級
既にシニアのワールドツアーでも優勝歴があり、V候補筆頭と目されていた福田大和(比叡山高3年)が順当に制した。
この日は準々決勝までの4試合をすべて1分以内に終わらせる抜群の出だし。得意の背負投と「ローリング」からの縦四方固が冴え渡った。まず1回戦でウォン・カーキー(香港)を1分0秒、左背負投と縦四方固の合技「一本」で下すと、2回戦ではミシェル・アウグスト(ブラジル)に30秒の左背負投で一本勝ち。3回戦ではアンドレイ・アンゲル(ルーマニア)を50秒縦四方固「一本」に仕留め、準決勝でもタルガト・オリンバッサル(カザフスタン)を43秒の縦四方固「一本」で退ける。準決勝ではザモフシャリ・ベクウロドフ(ウズベキスタン)から試合終盤に左背負投「技有」を得て優勢勝ちを果たし、決勝への勝ち上がりを決めた。
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