「各都県の2、3番手や軽量級選手に活躍の場を」/関東高等学校選抜柔道大会主催者に聞く

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取材:森さとる・eJudo編集部

関東各都県の高体連柔道専門委員長

既報の通り、10月21日と22日に第1回関東高等学校選抜柔道大会が講道館にて開催された。6月に行われる関東高等学校柔道大会の個人戦の部を受け継ぐ位置づけで新設され、これまで無差別のみだった男子はこの大会から階級別に分かれることとなった。各校2年生以下の代の大会に変わり、次代の中心選手の発掘の場となることが期待される。

21日、今大会新設の経緯について、関東高等学校体育連盟柔道専門部の高橋寛部長(京華高教)にお話を伺った。

「各都県の2、3番手や軽量級選手に活躍の場を」

―第1回大会の開催、おめでとうございます。

 ありがとうございます。関東各都県の先生方も楽しみにしておりましたので、非常に嬉しいです。

―まずは今大会を開催する目的、意義を教えてください。

 第一に、選手たちに試合の機会を与えたいということですね。例年6月に開催される関東高等学校柔道大会が、コロナ禍により2020年~2022年までの3年間開催することができませんでした。この関東大会は、競技レベルの高い関東地方において全国大会への出場が叶わなかった選手の活躍・アピ―ルの場になっており、どうにか開催できないかと考えておりました。今年の6月は開催することが出来ましたが、男子個人は無差別のみというところに、軽量級選手の機会損失は拭えませんでした。そのため男子も女子同様に7階級とし、大会規模が大きくなるということで個人戦単独の大会を開催する運びとなりました。また、これにより6月の関東大会は来年から団体戦のみの開催となります。

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