【eJudo’s EYE】グランドスラム・バクー日本代表選手17名採点表

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

強豪揃った90kg級を制した増山香補。出色の出来だった。

グランドスラム・バクー2021、日本代表選手の採点表をお送りする。例によってもっとも大きな評価軸は、「持つ力をきちんと出せたかどうか」。また、海外勢に強豪の影が薄かった今大会にあって、特に女子のトーナメントは崩壊状態。あまりにもレベルが高くなかった。日本勢は好成績だが女子選手の点数はある程度抑えざるを得ない。この点ご理解を頂きたい。

いまの若手の等身大の姿、世界の中での立ち位置が見えた大会だった。目立ったのは、国内で地力で勝つことを前提に柔道を作って来た選手がまさにその地力で負けて、手立てと解を見出せなくなってしまうこと。急に、やりたいことがやれなくなってしまう。特に男子にこの傾向が強かった。五輪代表選手はほぼ全員がまず地力で勝っていたから、これは日本人全体の特性として一般化し切れるものでもない。だから五輪代表選手は五輪代表選手なのか、つまりパーソナリティの問題なのか、それとも3番手以下が普段棲む国内の環境いったいの問題なのか、戦場の違いという「慣れ」の問題なのか、日常海外をイメージして柔道を作っているかどうかという意識の違いなのか。このあたりを強化サイドがどう捉えているのかはぜひ聞いてみたいところ。

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