【レポート】中野寛太ついに覚醒、自信溢れる戦いぶりで初優勝/2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 男子100kg超級

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取材・文:小林大悟・eJudo編集部
写真:乾晋也・辺見真也
大会日時:2023(R5)年11月4日~5日
会場:千葉ポートアリーナ

【準決勝まで】

太田彪雅が王子谷剛志から送襟絞「一本」

全日本選手権と見まがうばかりの、強者打ち揃った激戦トーナメント。その中から決勝へと勝ち上がったのは、第1シードの太田彪雅(旭化成)中野寛太(旭化成)

太田は2回戦からの登場。まずは今年の全日本学生体重別選手権2位の笠原勇馬(国士舘大2年)と対戦すると、ケンカ四つの相手に対して釣り手のコントロールを利かせて終始優位に試合を進め、GS延長戦2分35秒に「指導3」の反則で勝利する。3回戦では、長身選手の山本考一(京都刑務所)を1分17秒、相手の隅返に被っての崩上四方固「一本」で一蹴。続く準々決勝では、前戦で小川雄勢(パーク24)を「指導3」反則で破って勝ち上がってきた佐藤和哉(日本製鉄)を畳に迎える。山場と目されたこの試合は試合時間7分を超える消耗戦となるが、GS延長戦3分51秒、相手が右大内刈から掛け潰れようとしたところを抱分にとらえて一本勝ち。

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