大会日時:2023(R5)年12月25日
会場:ユウケイ武道館(栃木県宇都宮市)
取材・文:古田英毅
写真:辺見真也・古田英毅
新シーズンの高校柔道界の行方を占う第2回「いちご一会とちぎ国体開催記念」高等学校柔道大会が25日、ユウケイ武道館(宇都宮市)で開催された。参加選手数は男女合わせて615名(練成会は790名)。巨大大会である。
男子は前週の黒潮旗武道大会で優勝を飾った白鷗大足利高(栃木)をはじめ、修徳高(東京)、大成高(愛知)、東海大相模高(神奈川)ら今代の注目チームがずらり。同大会を欠場した国士舘高(東京)も今期初めて姿を見せ、さらに黒潮旗と同日に山口県で行われた吉岡杯若鷲柔道大会を圧勝している西の強豪・崇徳高(広島)が長駆参加。同じ中国地区の強豪・作陽高(岡山)も試合にこそ出ないが、翌日から27日まで練成会に参加しており、この宇都宮が今季の高校柔道冬季招待試合シリーズの中心地と言っていい賑わいとなった。
この今季最重要大会の「男子1部」の様子を、上記強豪校の勝ち上がりを中心にレポートしてみたい。
大会は4校ずつ7組に分かれての予選リーグからスタート。上位2チームが決勝トーナメントに進み、下位2チームは「3位・4位トーナメント」に回る。
予選リーグ
今季関東初お目見え、大会最注目チームと言っていい崇徳高(広島)はEブロックに配置された。登録メンバーは大坂常汰朗、津島賢大、寺本竜彦、中祖俊介、中濵洋希、坂本勝太郎、ベティッチルーカスの7名。体重130キロの寺本を筆頭に100kg超級が5名、最も軽い1年生・坂本でも90キロという大型チームである。
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