【速報レポート】千両役者リネール圧巻のGS連覇、中野寛太は2週連続の表彰台登攀なる/グランドスラム・パリ2024 最終日男子(100kg超級)

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優勝を決めたテディ・リネール

グランドスラム・パリ2024。最終日(4日)に行われた男子100kg超級は、テディ・リネール(フランス)が優勝した。リネールのパリ大会制覇は、2023年に続く2年連続7度目。日本勢は中野寛太(旭化成)が3位に入賞した。

文責:古田英毅

100kg超級 逆転勝ちに好勝負、「リネール劇場」に大観衆酔う

初戦の畳に向かうリネール。世界選手権以外でツアーの畳に立つのは、昨年2月のこの大会以来1年ぶりだ。

絶対王者テディ・リネール(フランス)がベルシーに降臨。見事連覇を達成し、地元パリの大観衆を沸かせた。

初戦(2回戦)はガリムジャン・クリクバイ(カザフスタン)を相手に「極端な防御姿勢」1つに偽装攻撃2つと、立て続けに反則を押し付けて2分27秒「指導3」で終了。この試合はセーフモードだったが、以後は試合展開といい、結末といい、エキサイティングそのもの。千両役者だった。

3回戦、ユン・ジェグから払腰「一本」

3回戦は韓国の強豪ユン・ジェグを僅か42秒鮮やかな右払腰に斬り落として豪快「一本」。準々決勝はロッセニ・コネ(ドイツ)の徹底守備を前に組み手のミスがあり「指導」2つまで失ったが、1分59秒右払腰を切り返しての谷落で「技有」確保。次いで隅返の掛け潰れを逃さず横四方固に抑え込み、2分32秒合技「一本」。

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