男子日本代表 全試合戦評/グランドスラム・タシケント2024

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文責:古田英毅

60kg級

近藤隼斗(国士舘大4年) 2回戦敗退

2回戦、近藤隼斗は大内返「技有」を失う。

【1回戦】近藤隼斗○合技[大内刈・大内返](3:25)△エンフタイワン・スミヤバザル(モンゴル)

近藤が左、エンフタイワン右組みのケンカ四つ。エンフタイワン釣り手をアーチ上に張ってブロック、あるいは片襟を絞って容易に持たせず。近藤この片襟をねじ切った際に力余ってそのまま離れてしまい、34秒「取り組まない」咎による「指導」。近藤は相手と出足払を打ちあいながら徐々に迫り、手が詰まって来たエンフタイワンは組み手を左にスイッチ、そのまま巴投に流れる奇襲を見せる。しかしこれがまっすぐ潰れてしまい、1分57秒偽装攻撃の「指導」。まだどこか不安定ながら徐々にリズムに乗る近藤、L字の立ち位置から巧みにまず「小内・大内」。崩れると見るや本命の左大内刈で大きく刈り上げ、左後隅に叩き落して2分34秒「技有」。エンフタイワンに袖口絞りの「指導2」が与えられて3分33秒、エンフタイワンの右大内刈を反応よくほとんど「先の先」でとらえた近藤の大内返が決まり、2つ目の「技有」で決着。

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