【レポート】田中龍雅が王座獲得。準決勝で竹市裕亮、決勝で木原慧登を破る/第44回全国高等学校柔道選手権大会・男子73kg級

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取材・文:古田英毅・eJudo編集部

準決勝まで

有望人材が集中した、今大会きっての激戦階級。V候補の筆頭は昨夏のインターハイを1年生で制した木原慧登(神奈川・東海大相模高)。これに挑むのが昨年大会準優勝者の田中龍雅(佐賀・佐賀商高)とインターハイ2位の竹市裕亮(福岡・大牟田高)、そして小幡礼希(奈良・天理高)の3名。四つ角に配されたこのシード選手4人が注目の的である。

3回戦、木原慧登が前原豪支から小外刈「一本」
決勝に進んだのは木原と田中。
 
木原は2回戦からの登場。この試合は宮里琉汰(沖縄・沖縄尚学高)を相手に、隅返の引き込み際をとらえた右小外掛「技有」で優勢勝ち。3回戦は前原豪支(愛知・大成高)から得意の前技フェイントの左小外刈で15秒「技有」、47秒「一本」と連取してベスト8入りを決める。続く準々決勝では長瀬拳悟(徳島・阿波高)に試合終盤の肩車「技有」で優勢勝ち。準決勝では小幡の欠場により空白域となった左下の山を勝ち上がってきた赤澤飛龍(群馬・常磐高)を2分19秒、左の「ケンケン大内」から刈り足を戻さずに繋いだ左大外刈「一本」で一蹴。徹底警戒をものともせず、順当に決勝進出を果たす。
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