(2024年3月31日、アンタルヤ・スポーツホール)
文責:古田英毅
村尾一段違う強さ見せつけてV、準決勝は宿敵ボボノフを2度投げる完勝
パリ五輪日本代表の村尾三四郎(JESグループ)が、充実の内容で優勝を飾った。
今大会は第2シードからのスタート。2回戦は地元枠で出場のジャン・グゼル(トルコ)が右釣り手で背中を抱いてきたところを左内股で迎え撃ち、僅か29秒「一本」。3回戦はクレン=クリストフェル・カリウライド(エストニア)がほぼまったく組み合わず掛け潰れを繰り返し、村尾は割り切って淡々と組み手を制し、技を仕掛けて崩し続ける。村尾は1分0秒ポケットグリップの咎で「指導」1つを失ったが、カリウライドの側には「偽装攻撃」「防御姿勢」「消極的試合姿勢」と次々反則が累積。3分44秒「指導3」でこの試合は幕となった。
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