(2024年3月31日、アンタルヤ・スポーツホール)
文責:古田英毅
フォンセカ2年ぶりのツアー優勝、ウルフは銅メダルと貴重な500ポイントを確保
パリ五輪日本代表・ウルフアロン(パーク24)が3位を確保。
プレビュー記事で記した通り、序盤戦は実力的にも相性的にも戦いやすい組み合わせだった。1回戦は左相四つのニイアズ・ビラロフ(中立選手団)と競り合い。「指導2」対「指導1」のリードで迎えたGS延長戦1分5秒、引き手で袖、釣り手をクロスに背中を持って組み勝つと横分の奇襲に打って出る。これで「技有」を得てまず初戦を突破。2回戦は第3シードのカヨル・レイズ(カナダ)と、相四つ横変形ベースで互いに組み合ったまま、息詰まる攻め合い。3分9秒には左大外刈を晒して反時計回りの膝車、これまでも時折見せて手応えを感じていた模様のこの技で体捌きよく投げ切り、「技有」を得る。投げた時間も良し、残り50秒強を手堅く戦ってこのポイントを守り切り、この試合も優勢勝ちで突破。
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