取材・文:古田英毅
Text by Hideki Furuta
日本武道館に団体戦が帰って来た。2019年の第41回大会以来(※42回大会は中止、43回大会は個人戦のみ)3年ぶりの開催となった全国高等学校柔道選手権の団体戦、今年のみ5人制点取り制・配列自由という異例のレギュレーションで行われることとなった男子のレポートをお届けする。
優勝候補筆頭に挙げられるのは2年生世代が全国中学校大会2連覇を経験している埼玉栄高(埼玉)。プレビュー記事に挙げさせて頂いた通り、これに東海大相模高(神奈川)が伍し、木更津総合高(千葉)、国士舘高(東京)の4つ角シード校が後を追うというのが全体の構図。大会直前に国士舘が欠場となり、トーナメントの進行は埼玉栄・東海大相模・木更津総合の勝ち上がりの如何と、国士舘が欠けた山からのベスト4進出校がどこか、この2つの観点から俯瞰されることとなる。
まずはV候補筆頭と目された埼玉栄が座るCブロックを中心に、トーナメントをA(左上)からD(右下)まで4つのブロックに分けて、準々決勝までの戦いを追いかけてみたい。
Aブロック 激戦ブロックの勝者は作陽、大健闘・鶴来がベスト8入り果たす
シード校:国士舘高(東京・欠場)、作陽高(岡山)
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