階級概況
90kg級、100kg級と並ぶ激戦階級。昨年から主役級の活躍を見せていたマトヴェイ・カニコフスキー(中立選手団)がロシアの欠場により抜け、トーナメントのレベルは一段下がったが、それでも十分に豪華な顔ぶれとなっている。
優勝候補は2022年タシケント世界選手権王者のムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)、2022年ワールドマスターズ王者のイリア・スラマニゼ(ジョージア)、2024年アブダビ世界選手権王者のゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)の3人。このなかではツロボエフが最高到達点の高さで大きく抜けているが、一方で柔道が大味ゆえの不安定さもあり、この人こそはと推すのは難しい。また、スラマニゼとコツォイエフの実力も第1グループからやや抜けてはいるものの、その差はコンディション次第で逆転可能な程度。ツロボエフの「表」の目が出て圧勝する展開以外は、誰が勝つにしても混戦になるだろう。
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