【プレビュー】超攻撃型揃った「打ち合い」階級、金メダルの権利者は6人/パリオリンピック柔道競技2024・女子78kg級(階級概況・シード選手配置予想)

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階級概況

女子のなかでは、57kg級に次ぐ混戦階級。上位陣の実力が高い位置で伯仲しており、誰が優勝してもおかしくない。また、この階級は攻撃型の選手が揃っており、試合の迫力は女子全階級中間違いなくナンバーワン。どの試合でも見応えのある投げの打ち合いが楽しめるはずだ。

アナ=マリア・ヴァグナー

優勝争いの軸となるのは、アナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)、インバル・ラニル(イスラエル)、マイラ・アギアール(ブラジル)、マドレーヌ・マロンガ(フランス)の世界王者4人に、今年5月のアブダビ世界選手権2位のアリーチェ・ベッランディ(イタリア)と日本代表の髙山莉加(三井住友海上)を加えた6人。まず間違いなく、優勝者はこのなかから決まるはずだ。平均値ではヴァグナーが一段抜けている印象だが、いずれの選手も調子に波があり、試合当日に誰が良いコンディションを引くかが結果に大きく影響すると予想される。反対に不調時には格下にあっさりと敗れることもあり、さすに全員が崩れることは予想しがたいが、蓋を開けてみるまでトーナメントの様相は読みがたい。

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