(エントリー30名)
※男子73kg級組み合わせ(公式サイト)
※こちらの記事を前提とした内容のため、併せて読むことで、よりお楽しみいただけます。
シード予想からの、選手配置の変更はなし。上位候補でシードから漏れていたアディル・オスマノフ(モルドバ)はプールDに配された。
トーナメント全体の様相はプレビュー時点から変化なし。誰が優勝してもおかしくない混戦模様だ。
日本代表の橋本壮市(パーク24)は、ベスト8までは戦いやすい組み合わせ。初戦(2回戦)の相手も柔道的には正統派で戦いやすいマルク・フリストフ(ブルガリア)を引いた。いつもどおりの戦い方ができればここは問題なく突破できるはずだ。以降の相手は、順当ならば準々決勝でラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)、準決勝でニルス・ストンプ(スイス)、決勝でヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)となる可能性が高い。このなかで最も相性的に嫌なのは長身の一発タイプで柔道の噛み合わないストンプ。詳しくは後掲の勝ち上がり予想に譲るが、準決勝が最大の山場となるはずだ。
ベテランの橋本にとって、まず最初に超えるべき壁は自身のコンディション。まずは初戦、橋本の武器である素早い組み手の展開、前進圧力、組み手から技への連携がどの程度機能しているか、その戦いぶりをチェックしたい。調子さえ整っていれば、十分に頂点を狙えるはずだ。また、いかに切れ目なく組み手を続けられるかもポイント。これまでの失点は「待ち」状態に集中しており、この組み手のエアポケットとも言える時間帯をいかに作らずに戦えるが、優勝の鍵となるはずだ。
有力選手の配置、勝ち上がり予想は下記。
【勝ち上がり予想】
【プールA】
スポンサーリンク