【eJudo’s EYE】さらに強くなった渡名喜、「近い間合い」の課題設定が柔道の解像度上げた/2022年全日本選抜柔道体重別選手権・48kg級「評」

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

レポート記事から続く

熟達の組み手、さらに強くなった渡名喜風南

優勝した渡名喜風南
渡名喜は強かった。五輪を経て、さらに強くなっていた。組み手・進退のレベルが半端ではない。まさに「熟達」という表現がふさわしい。これは単に切った張ったが上手いという位相の話ではない。どこを持つことにどんな意味があるのか、人の体のどこをどう押せばどう動くのか、どの角度、どの間合いに立てば自分のアドバンテージが最大化されるのか。行動のいちいちに対人格闘技の「法則」が染み込んでいた。こういう法則が染み込んだ動作ユニットをいくつも同時に動員し、しかもそのアクションが1つの目的に向かって方向づけられている。女子柔道でここまで成熟した組み手と進退は、なかなかお目に掛かれない。
 
まさか渡名喜がこういう方向性で仕上がるとは思わなかった。

かつては「優秀な量産型」、まさかこの方向性で仕上がるとは

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