【速報レポート】地元ヴァラディエ=ピカールがグランドスラム初優勝、苦戦の日本勢からは関本が2位入賞果たす/グランドスラム・パリ2025第1日男子(60kg級、66kg級、73kg級)

注目の記事/記事
  1. ホーム
  2. 注目の記事
  3. 【速報レポート】地元ヴァラディエ=ピカールがグランドスラム初優勝、苦戦の日本勢からは関本が2位入賞果たす/グランドスラム・パリ2025第1日男子(60kg級、66kg級、73kg級)

文責:古田英毅

60kg級決勝、ホマン・ヴァラディエ=ピカールが関本賢太から両袖の右内股で「技あり」

2025年IJFワールドツアー第1戦、グランドスラム・パリが1日にアコーアリーナ・オブ・ベルシーで開幕。初日の男子は60kg級、66kg級、73kg級が行われた。各階級に1名ずつを送り込んだ日本勢からは、60kg級の関本賢太(明治大4年)が表彰台に上がった。

60kg級の勝者は第3シード、22歳のホマン・ヴァラディエ=ピカール(フランス)。巴投と担ぎ技から寝勝負に繋ぐ得意の戦型が冴え、前半2戦は立て続けに腕挫十字固で一本勝ち。準決勝はヨーレ・フェルストラーテン(ベルギー)を「指導3」で下して決勝に進んだ。
関本との決勝は強烈な袖の絞り込みと先手攻撃でペースを掴むと、両袖を一方的に把持した2分57秒に的確に加速。まず座り込みの両袖大内刈で近づき、立ち上がりながら両手を腹に抱き込んで右内股。これで関本を1回転させて「技あり」を得た。後のない関本が前に出てきた3分27秒には両袖の左袖釣込腰一撃。すぐさま右手を離して片手状態から相手を逆側に引き落とすと、両手で眼前の腕を抱えて肩車状にもろとも横回転。見事な決めで「技あり」を追加し、一気に勝負を決めた。ヴァラディエ=ピカールは2023年5月のグランプリ・アッパーオーストリアに続くワールドツアー2度目の優勝、これがグランドスラム大会初優勝。

有料会員記事
【残り6,402文字 / 全7,013文字】

スポンサーリンク