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男子に引き続き、女子日本代表についても採点表をお届けする。評価に際してもっとも重視するのは常の通り、「準備」と「実行」の2点。前者は「起こり得る状況に必要な手札を整備して自分の目的を果たすために駆使しているか」、後者は「持てる力を存分に発揮したかどうか」。
男子の項で書かせて頂いた通り、今大会は参加人数少なく、強豪の影も薄い。女子は7階級の合計が僅か92名、つまりトーナメントの平均人数はなんと13人弱。ここまで「過疎った」2軍大会に一線級を送り込むのだから、大勝(4階級制覇)自体はありうべき事態。問題は内容である。この点を踏まえて採点に移りたい。
最高点は角田夏実と高橋瑠璃。角田は不調であることで逆にその強さが際立った格好。他と隔絶している。高橋は対戦相手が超強豪でなかったことを差し引いても高く評価すべき、論理的な進退だった。
前文:古田英毅
採点・評:eJudo編集部
48kg級
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