【レポート】混戦縫って高校生・平野匠啓が優勝、畠山竜弥は安定した力見せて2度目の本戦決める/令和7年関東柔道選手権大会

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日時:2025(R7)年3月9日
会場:カルッソかわさき 大体育室(川崎市)
取材・文:古田英毅・eJudo編集部 写真:知念駿太・古田英毅

開会式

全日本柔道選手権大会(4月29日・日本武道館)の関東地区予選を兼ねる令和7年関東柔道選手権大会が9日、カルッソかわさき大体育室(川崎市)に各県の予選を勝ち抜いた代表計42人が集って行われた。

今年度大会の様相は混戦。全日本選手権本戦で顕著な実績を残している本命、あるいは既に日本代表に名を連ねているような大物はおらず、全体的に小粒の感は否めない。前評判としては、秋以降実力をかなり伸ばしているという噂の平野匠啓(埼玉・埼玉栄高)が注目株だが、高校3年生ということもあり、これはあくまで「期待枠」と考えるべき。有力選手としては実業、あるいは警察カテゴリで実績を残している畠山竜弥(千葉・京葉ガス)、増地遼太朗(千葉・京葉ガス)、岩渕晃大(千葉・京葉ガス)、山下魁輝(神奈川・神奈川県警察)、本戦複数回出場の杢航次郎(神奈川・神奈川県警察)、尾方寿應(神奈川・神奈川県警察)らの名が挙がる。

本戦進出枠は「6」。ベスト4に進めばその時点で本戦出場が決まる。まずはこの、最初の4枠を巡る各ブロックの戦いを簡単に追いかけてみたい。ブロック勝ち上がりを決めれば、その時点で本戦出場である。

Aブロック

3回戦、畠山竜弥が入来巨助から背負投「一本」
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