令和7年全日本柔道選手権大会(4月29日・日本武道館)の組み合わせ抽選が27日に都内で行われ、即日発表された。
連覇を狙う中野寛太(推薦・旭化成)は初戦で星野太駆(北信越・新潟県警察)と対戦。ウルフアロン(九州・パーク24)はオープニングゲームに登場、2勝すれば3回戦で中野と矛を交えることとなる。
世界選手権王者枠で出場する90kg級の田嶋剛希(推薦・パーク24)は、昨年準優勝のシード選手・原沢久喜(推薦・長府工産)の山に入り、1勝すれば対戦予定。一昨年大会準々決勝で会場を沸かせた激戦の再現が期待される。
五輪メダリスト枠で出場の60kg級・永山竜樹(推薦)は、初出場の入来巨助(関東・筑波大)と戦う。入来は身長182センチ体重160キロで今大会最重量。100キロの体重差は、おそらく大会史上ナンバーワン。
パリ五輪66kg級の金メダリスト阿部一二三(パーク24)は81kg級の佐藤佑治郎(東北・山形県警察)とマッチアップ。佐藤は昨年大会で、超大型小川雄勢(パーク24)を幾度も担いで会場を沸かせた、「巨漢に挑む小兵」今大会屈指の期待枠。小兵選手を同じ属性の「少し大きい」選手に当ててしまうという、全体から見ればなんとも勿体ない組み合わせ。過去小兵選手の挑戦に不粋な組み合わせを当てがちな全日本の艶消し「法則」が発動してしまった形となった。
推薦枠では、アブダビ世界選手権66kg級金メダルの田中龍馬(推薦)が100kg級インターハイ王者の平野匠啓(関東・埼玉栄高3年)と、パリ五輪73kg級銅メダリスト橋本壮市(パーク24)が福永夏生(中国・山口県警察)とそれぞれ初戦を戦う。
組み合わせは下記から。
→令和7年全日本柔道選手権組み合わせ(全日本柔道連盟ウェブサイト)
※記事中の選手所属は2024年度。
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