②一回戦(下)/令和7年全日本柔道選手権大会・振り返り座談会

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上段は座談会参加者。右から朝飛大氏、西森大氏、上水研一朗氏、司会の古田英毅。

※座談会は5月6日(2回戦まで)・15日(3回戦以降)に開催されました

「①一回戦(上)」からつづく)

一回戦(トーナメント右側)

田嶋剛希(推薦・パーク24)○内股巻込(2:59)△堀川拓哉(北海道・札幌刑務所)

田嶋剛希の内股巻込「一本」
堀川が左、田嶋が右組みのケンカ四つ。堀川が強気の組み手でスタートダッシュ、序盤は圧倒。引き手から袖を持ち、釣り手を背中まで深めるとまず左内股を2連発。ターンが切れて以降も背中を先に抱えて隅返、さらに業を煮やした田嶋の右大外刈を切り返して谷落と、良い絵を続ける。田嶋は「つり革組み手」で対応して寝技で攻めるが完全に後手。しかしまたも堀川の左内股でターンが切れた直後の2分59秒に、一発で全てを変えた。相手の動きに応じてまず引き手で袖を抑えると、首を抱えて右内股。垂直に高く跳ね、巻き込み動作に繋いで前傾・回旋を呉れる。堀川さすがに逆らえず、背中から畳に埋まって「一本」。(当日戦評・eJudo)

古田 続いてトーナメント右側に参ります。第8試合、注目の田嶋剛希選手の初戦です。西森さんからお願いします。

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