
著者紹介:Aya
Xの人気アカウント「2025judo」を運営する、柔道ファン界隈きっての「見上手」。SNS投稿の紹介はもちろん、試合情報に関しても的確なピックアップとわかりやすい紹介が好評、ファンのみならず選手間でもよく知られる。代表選手の中には「これさえ見ていればツアーの流れがわかる」と、このアカウントをウォッチするためにXを始めた方もいるほど。
※「ケアシステム」=皆さんご存じの、審判用の試合動画録画・再生システム。技の効果や反則判定のチェックなどに使用されます。正式名称“CARE(Computer Aided Replay)システム”
嗚呼、世界選手権ロス〜簡単に大会を振り返る〜
世界選手権期間のお休みを経て、久々の更新です。
皆さんにとって、2025年ブダペスト世界選手権はいかがでしたか?
私はまさに「世界選手権ロス」の真っ只中にいます。
ここで少し、今大会をざっくりと振り返ってみましょう(全部は触れられないので推しがスルーされてしまった方はごめんなさい!)。
※詳しい振り返りは以下のリンクの特集をご覧ください
第1日、60kg級の永山竜樹(パーク24)君の6回目の正直、そしてアッスンタ(スクット:イタリア)の鬼気迫る表情と納得の金メダル!
第2日、まさかの阿部一二三(パーク24)敗戦。そして、武岡毅(パーク24)君の巧・強・早が揃った優勝。阿部詩(パーク24)の完全復活!
第3日、73kg級のガバ(ジョアン=ベンジャマン:フランス)優勝に「お前……マジかよ!」と空いた口が塞がらず、57kg級のエテリ(リパルテリアニ:ジョージア)優勝に「やっぱりジョージアの女神だ」と感動。
第4日、81kg級のタト・グリガラシヴィリ(ジョージア)が敗れて4連覇ならず、そして63kg級はかじゅ(嘉重春樺:ブイ・テクノロジー)100%!
第5日、90kg級は村尾三四郎(JESエレベーター)の完璧さに無敵説を考え、70kg級では田中志歩(JR東日本)が復活&初優勝!
第6日、100kg級のカニコフスキー(マトヴェイ:IJF)のあまりにカニコらしいカニコぶりに痺れ、78kg級は五輪王者が敗れる流れが続くなかでのアリーチェ(ベッランディ:イタリア)の優勝、そしてその歓喜の様子に、「あなた金ゼッケン獲ってるのに!そこまで喜ぶの!?」と驚愕。やはり世界一の重みは格別なのでしょう。
第7日、優勝したタソエフ(イナル:IJF)の印象は優しい鬼。そして78kg超級、キム・ハユンとイ・ヒョンジの仲の良さに、韓国二強の上下関係はこうなっているのかと新発見。
そして―最終日、ついに男女混合団体戦の歴史が動きました!ジョージアが悲願の初優勝。長く続いた日本とフランスの”二強時代”が崩れました。
ガバの「T」の秘密
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