取材・文:eJudo編集部・小林大悟
準決勝まで
第1シードの芳田司(コマツ)と第2シードの舟久保遥香(三井住友海上)、優勝候補と目されていた2人が順当に決勝進出を果たした。
芳田、手堅い柔道で決勝へ
芳田は1回戦で富沢佳奈(了德寺大職)と対戦。組み手は芳田が左、富沢が右組みのケンカ四つ。出だしは富沢の巧みな組み手の前にやや後手に回るが、形を選ばない持ちどころの多さを生かして左内股、右一本背負投、背中を抱いての谷落と先に技を出して攻め続けて主導権確保。1分53秒までに一方的に「指導2」を得る。以降も落ち着いて試合を運び、GS57秒に両者に消極的試合姿勢の「指導」。これで「指導3」となった富沢を退けて勝利決定。
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