「今年は追い掛ける側、選手がどう戦うかが楽しみ」東海大・上水研一朗監督インタビュー/全日本学生柔道優勝大会(男子71回)

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伝統の7人制・無差別レギュレーションで学生柔道日本一を争う全日本学生柔道優勝大会(男子71回)の開催がいよいよ来週末に迫る中、6連覇を狙う東海大の稽古にお邪魔して上水研一朗監督と村尾三四郎選手に話を伺った。ここ最近にない熾烈な競り合いが予想される中、「勝ち続ける」宿命を負った東海大チームはいま何を考え、どう勝利を見据え、いかに行動しているのか。まずは上水監督のインタビューからお届けする。

聞き手:古田英毅

※インタビューは6月13日(月)に行われました

「今年は追い掛ける側、選手がどう戦うかが楽しみ」

東海大・上水研一朗監督

――チームの状況は

ある程度は仕上がって来ているかなと思います。ただ、あまり上げ過ぎないようにしていますね。

――上げ過ぎない?

上げようと思うと一気に上がってしまうんですよ。特に今頃、大会2週間前あたりは、上げようと思ったらいくらでも上がる。テンションもすぐに上がる。ただ、ピークというものはそんなに長続きしないものです。来たら来たで、必ず落ちてきます。それほど慌てることもないので、いまは敢えて7割くらいに抑えているという感じですね。ある程度手綱は握っておかなければいけない。緩めると一気に走っていってしまいますから。

道場の中心で稽古を睥睨する。「上げ過ぎない」ことがもっかの目当て。

――ここ数年の東海大は「しっかりやれば優勝出来る」というチームだったと思います。他校と戦力差もあった。今年は少し勢力図が異なると感じていますが、そのあたりはどう捉えていますか。

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