【レポート】東海大順当にベスト8へ、国士舘大は代表戦で筑波大振り切る/全日本学生柔道体重別団体優勝大会(男子23回)レポート①1回戦~準々決勝

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昨年の中止を挟み、大会は2年ぶりの開催となった。
昨年の中止を挟み、大会は2年ぶりの開催となった。

日時:2021(令和3)年12月8日(水)~9日(木)
会場:ベイコム総合体育館(尼崎市)
取材・文:古田英毅/eJudo編集部
写真:坂口美貴/eJudo編集部
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今年の「学生柔道3大会」最終戦となる全日本学生柔道体重別団体優勝大会が8日、ベイコム総合体育館(尼崎市)で開幕。コロナ禍による延期を受けた強行日程、11月13日の学生柔道優勝大会から3週間半で3大会をこなすという異例の弾丸シリーズの、これが最終戦である。

優勝候補は東海大と国士舘大の2校を筆頭としたシード各校。東海大はブダペスト世界選手権90kg級代表の村尾三四郎、そして学生体重別選手権を制したばかりの松村颯祐(100kg超級)と内村秀資(73kg級)の学生タイトルホルダー2名を加えた強力3枚が軸。そして選手全員がチームとしての戦略を理解し、かつこれを実現するための戦術的な引き出しを各々きちんと備えていることが最大の特徴。戦力に凹凸あれど、しかし戦線の凹みは極めて少ないという型の好チームだ。国士舘大は100kg超級の斉藤立と高橋翼を筆頭に60kg級の近藤隼斗、81kg級の竹市大祐、66kg級の唯野己哲と2年生世代の高校王者をずらり並べた陣容。同じく73kg級の高校王者で全日本学生体重別2位の2年生・田中裕大が負傷のため登録を外れたが、90kg級には全日本学生体重別2位で12月の全日本柔道選手権にも出場が決まっている中西一生を配しておりこちらも戦線に凹みがほとんどない。配列順噛み合えばもはや勝てるチームはないのではないかとすら思える豪華メンバーだ。

この2チームにいずれもメンバー充実の日本体育大、日本大、天理大、明治大らが挑むというのが大会大枠の様相。まずはトーナメントを4つのブロックに割り、ベスト4が出そろうまでの戦いを追いかけてみたい。

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