63kg級 堀川恵に試練の組み合わせ、最大の山は準々決勝の「スープレックスマシン」シェメシュ戦
文責:小林大悟・eJudo編集部
(エントリー29名)
アグベニュー、トルステニャクら大物がいない「アフター東京」環境下におけるメダル候補が多く集ったトーナメント。第1シードにはアンリケリス・バリオス(ベネズエラ)が座った。キャサリン・ブーシェミン=ピナード(カナダ)らシード選手8名が勝ち上がりの中心になると予想されるが、有力選手全員の力が近い位置で競っており、誰が優勝してもおかしくない。最近のワールドツアーでは珍しい、正真正銘の混戦と言って良いだろう。
日本代表は堀川恵(パーク24)。精度の高い組み手と威力のある内股が武器だ。今大会の海外勢は堀川がしっかり力を発揮すれば、十分に勝利可能な相手ばかり。ここで確実に勝利を重ね、タシケント世界選手権に向けて勢いを付けたい。
配置は第4シードのサンネ・フェルメール(オランダ)の直下。初戦でフェルメール、2回戦でカラカス ・ヘドウィグ(ハンガリー)、準々決勝でインバル・シェメシュ(イスラエル)と対戦予定。1試合も休むことなく強豪と連戦せねばならない、過酷な配置だ。
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