【プレビュー】阿部詩が国際舞台に復帰、クラスニキとの決勝対決に注目/グランプリ・ザグレブ2022第1日女子(48kg級、52kg級、57kg級)

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48kg級 実力抜けた古賀若菜、注目すべきは内容面

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古賀若菜

2021年ブダペスト世界選手権2位の古賀若菜(山梨学院大3年)が絶対的な優勝候補。海外の強豪は第1シードのカタリナ・コスタ(ポルトガル)を筆頭にガンバータル・ナランツェツェグ(モンゴル)、ミリツァ・ニコリッチ(セルビア)、バフードルジ・バーサンフー(モンゴル)、シラ・リショニー(イスラエル)と「アフター東京五輪」環境の上位層が多数参加しているが、古賀との間には数段の差があると見る。

古賀は2020年以降、国際大会ではダリア・ビロディド(ウクライナ)と角田夏実(了徳寺大職)以外に敗れておらず、海外勢には安定した強さを誇っている。トップ層の多くが東京五輪を最後に引退、あるいは階級を上げたもっかの環境では、シリーヌ・ブクリ(フランス)以外に遅れを取ることはまず考えられない。組み合わせでは順当ならば準々決勝でリショニー、準決勝でニコリッチ、決勝でコスタと対戦することになるが、いずれも勝利自体は問題ないはず。圧勝や新たな技術の上積みの披露など、内容面に注目したい。

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