クロアチアで行われているグランプリ・ザグレブ大会、大会第2日の16日は男子81kg級でアルファ=ウマ・ジャロ(フランス)、73kg級でマヌエル・ロンバルド(イタリア)がそれぞれ優勝した。25歳のジャロは通算30度目の出場でワールドツアー大会初優勝。2021年ブダペスト世界選手権66kg級2位のロンバルドは、階級変更後これが初めてのタイトル獲得となった。
日本代表は81kg級に佐々木健志(ALSOK)が出場、2回戦で敗れて入賞を逃した。
ジャロはこの日好調。一段厚みを増した体と執念を武器に、連戦で疲れの目立つ強豪を次々と食った。2回戦はラクラン・ムーアヘッド(イギリス)を大外刈「一本」、3回戦はティモ・カフェリウス(ドイツ)を背負投「技有」、そして準々決勝はなんとタト・グリガラシヴィリ(ジョージア)を大内刈「技有」で破って一気に優勝戦線に躍り出る。準決勝でジョアオ・フェルナンド(ポルトガル)を大内刈「技有」で破ると、決勝では東京五輪銀メダルのサイード・モラエイ(アゼルバイジャン)とマッチアップ。体を抱いての支釣込足を透かされるとそのまま身を捨て、もろとも裏投で放り投げて「技有」確保。残る40秒余りを粘り切って優勝を決めた。
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