グランプリ・ザグレブ大会が17日に最終日を迎え、2階級が行われた女子は78kg超級でラズ・ヘルシュコ(イスラエル)、78kg級でナタリー・パウエル(イギリス)が優勝した。
6月のグランドスラム・ウランバートルで優勝、前週のグランドスラム・ハンガリーでも3位入賞のヘルシュコは今大会も好調を維持。2回戦はキンガ・ヴォルスチャク(ポーランド)を袖釣込腰と袈裟固の合技「一本」、準々決勝はモイラ・モリーヨ(ドミニカ共和国)を背負投2発の合技「一本」、準決勝はアマルサイハン・アディヤスレン(モンゴル)を崩袈裟固「一本」と、組みあわせにも恵まれ全試合一本勝ちで決勝に進出。決勝はここまでイダリス・オルティス(キューバ)を「指導3」、レア・フォンテーヌ(フランス)を背負投と小内刈の合技「一本」で破って主役級の活躍を見せていたミリツァ・ザビッチ(セルビア)を担ぎ技で攻め続け、「指導3」で勝利を決めた。
3位にはフォンテーヌとアマルサイハン・アディヤスレンが入賞。2週連続の出場となったオルティスは前述の通り2回戦でザビッチに敗退。淡々と試合を進め、ペースを崩さぬまま負けを受け入れて会場を去った。
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