アジア柔道選手権2022は4日、カザフスタンの首都ヌルスルタンで開幕。第1日は男子2階級、女子3階級の計5階級の競技が行われた。
男子60kg級は、永山竜樹(了徳寺大職)が全試合一本勝ちで優勝を飾った。永山は2回戦から登場するとヴィジャイ=クマル・ヤダフ(インド)に2分28秒、大内刈と内股の合技で一本勝ち。以降、準々決勝でバイエルジャン・ナルバエフ(カザフスタン)に3分9秒の小外刈「一本」、準決勝でマグジャン・シャムシャディン(カザフスタン)に3分53秒の内股「一本」と次々投げを決めて勝ち上がり、決勝では前戦でヤン・ユンウェイ(台湾)に谷落「技有」の優勢で勝利して勝ち上がってきたキム・ウォンジン(韓国)に1分5秒、豪快な裏投「一本」で勝利した。一時負傷からパフォーマンスが落ちていた永山だが、どうやら復調。自らの身体能力の高さゆえに相手の技を飛びながら受けてしまう場面はいくつか見られたが、概ね危うさのない戦いだった。
スポンサーリンク